着物の海外利用について
みやこもんの着物は、海外でご利用いただけるのが特徴です。
誰でもどこでも着られるワンタッチ式の簡単着物の特徴を生かして、これまで65か国以上の国々でご利用いただいております。はじめは、日本のご自宅にお届けして、手荷物で海外にお持ちいただく方法でご利用頂いておりましたが、現在では海外直送も始めました。
海外直送によって、海外のお住まいの方々で、着物を着たいけれどいろんな制約で、着物をあきらめていた方々にお届けできるといいなと思います。
ただ、レンタル着物の海外直送というのは、これまでになかったサービスのため、世の中にほぼ知られておらず、皆さんに知っていただくのがまず最初の課題です。着物のことで困っている方や、探している方がGoogleや今はやりのチャットGPTで調べた際に、当店の海外直送レンタルサービスを見つけていただけるように、まずは情報周知のためにも地道にブログを書いていこうと思ってます。
さて、着物の海外利用というとよく勘違いされるのですが、利用されるのは外国人ではなく、ほとんど日本人です。用途としては、プライベートな行事のほか、ビジネスの用途でもご利用いただいております。
海外ではドレスコードのあるパーティーに招待された場合「ぜひ着物で」とリクエストされる場合があると聞きます。こんな場合にみやこもんの着物を活用頂けると現地の方々にきっと喜んで頂けます。これまで何百人の方々に海外でご利用頂いた実績もありますので、安心してご利用ください。日本の印象は残念ながら近年アジア圏で相対的に最近弱まってきていますが、それでも外国人から見た場合「着物」=「日本」という印象は強く、PR効果とコミュニケーション力は絶大と思います。
ドレスコードに合わせた着物の選び方ですが、女性は「訪問着」をお選び頂ければ、間違いありません。男性は通常は「着物+羽織」で問題ありません。ブラックフォーマル指定の時は「黒紋付はかま」をお選び頂ければ大丈夫です。着物初めての方は、当店にご相談いただければお薦めをご案内します。
現地の気候への対応ですが、裏地のついた袷(あわせ)だけでなく、裏地のない単衣(ひとえ)があります。シンガポールやドバイなど熱帯地方、砂漠地方では単衣(ひとえ)をお勧めしています。空調が効いた屋内のみのご利用の場合は、海外の冷房はガンガンに冷えてますので裏地付きの袷でも大丈夫ですが、屋外に出られる可能性があれば、単衣をおすすめします。ちなみに、絽(ろ)、紗(しゃ)といった生地がメッシュ状の夏物(なつもの)もあります。見た目はいかにも涼しそうで、端から見た人に涼しさを感じてもらうという、いい意味で日本的様式なのですが、着ている人にとっては暑さ面では正直単衣と変わらず、着心地や取り扱いは単衣のほうが楽なため、特にご希望でない限りは単衣をお勧めしています。これは夏物の生地がメッシュ状で透けているため、下着が透けないよう肌着を工夫していますが見た目以上に暑く着こなしが難しかったりします。夏物の着物はある程度(涼し気にふるまえる程度に)着慣れている方向けの商品ですのでご参考ください。現地の気候に合った種類の着物をお選び頂ければ、世界中どこでも対応可能です。
ご利用いただいたお客様から教えて頂いたのですが、国際会議では各国の民族衣装を着て集うというレセプションパーティーが開かれるそうですね。このような場面で着物を着て頂ければ、きっとなごやかに話も弾み国際交流のお役に立つかと思います。
あと、着物は女性の服装という印象が強いですが、当店では男性にも着物を多くお使い頂いているのが特徴です。初めてという方も多いのですが、皆様無事上手に海外で楽しくご利用頂いて、素晴らしく良い経験になったとご感想頂いてます。ご検討中の方はぜひこの機会にご利用ください。(男の着物姿はきっとサムライと呼ばれます)