七五三の準備と、着物の選び方、良い日を過ごすためのポイント
店長の廣瀬です。先日、うちの家で七五三のお参りをしてきました。今年で下の妹(次女)が満7歳、上の長女は9歳になります。地元の氏神さんである、下御霊神社さんへ向かいました。
今回自分で七五三を経験して新たな気づきもありましたので、皆様の七五三で良い一日をお過ごし頂けるよう、成功のコツ、お役立ち情報をお伝えしたいと思います。
良い七五三とは・・
その前に、理想的な、良い七五三とは、どのようなものでしょうか。これは、ご家族によって何に重きを置くかで意見が分かれますが・・
いい七五三とは・・・
- 子供がぐずらず、機嫌よく過ごす
- 時間に余裕がある(親がイライラ、セカセカせず過ごせる)
- 両家のじいじ、ばあばに楽しんでいただく
- 神社でのご祈祷を無事行う
- いい記念写真が撮れること
- お祝いの食事を美味しく楽しめること
他にもあるかもしれませんが、こんなところでしょうか。メインイベントは「神社参拝」と「写真撮影」の2つで、この2つは日にちを分けて行うご家庭もあり、ご家庭によって優先順位が異なるかと思います。ただ、写真、神社へのお参り、どれにも共通するキー項目は、1、2だと思います。
つまり、子供がぐすらず、親がイライラせずに過ごせること。
これが、七五三成功のポイントです。(まぁ、七五三に限ったことではなく、家族旅行や、ちょっとしたお出掛けも同様なのですが・・・)
七五三当日までの準備
当日までのToDoは
- 子供の衣装選び
- 着物の着付けの手配
- ヘアメイクの手配
- 写真撮影の手配
- 神社へご祈祷の予約
- 初穂料と「のし袋」の用意
- お祝いの食事(料亭・レストラン)の予約
これらに加えて、大人の(両親の)衣装をどうするかという課題もあります。
特に3歳で初めて七五三の方は大変です。当日たいていの子がぐずってしまいます。うまく行くポイントは、
「当日、準備にかかる時間を減らす」
「お子様がぐずる要素を減らす」
です。
みやこもんの着物の活用方法
当日の準備に掛かる時間を減らすには、当店「みやこもん」の着付け簡単なワンタッチ式着物がきっと役に立ちます。お子様の着付けを、お母さん、お父さんでできるので、着付けでぐずって時間が掛かる可能性が減り、家で着替えられるので、着付けに行く時間も時短できます。
大人の着物も、着付けを頼んだ場合に比べて1時間程度、自分で着る場合も通常の着物に比べて簡単なので30分程度、時短できます。時間の余裕ができると、当日ほんの少し気持ちに余裕もできると思います。
完璧な七五三を目指して、欲張ると時間的に厳しくなって当日、親もお子様も大変です。少し省いて、子供中心に(=子供さんが機嫌よく過ごせるように)無理のない計画をされるのがおすすめです。
店長の七五三の一日
さて、ここからはうちの七五三のご紹介です。着物ですが今回主役の次女の着物は自前品なのですが、長女、妻、私は自分の店の商品を使いました。自社製品を試せる、ちょうどいい機会ですしね。
次女はヘアセットだけ、いつも通ってる美容院にお願いしました。美容師のお兄さんは張り切ってとても可愛く仕上げて頂きました。着替えでTシャツなどを脱ぐ際に、せっかくの整えてもらった頭が崩れてしまいかねないので、肌着の上は、前開きの服を着せてあげておくのがコツです。
さて、次女がヘアセットしてもらっている間に、私が家で長女を着付けです。9歳用は130サイズの着物を利用しました。慣れれば10分ぐらいで着せることができますが、初めての方は前日に練習の上で20-30分程度を見込んでください。
長女の着付けが終わった頃に、次女がヘアセットが終わって帰ってきました。これから次女の着付けです。着付けのポイントは、着替える前に子供に「トイレ」に行かせておく。これだけで着替えた後の心配が少し減ります。
さて、ご両親の役割分担ですが、お子様の着付けは、できればお父さんが担当するのをお勧めします。お父さんがお子様を着付けている間に、お母さんも同時に着替えできるからです。これで結構時短できます。お父さんの着替えは着物にしろスーツにしろ一番簡単なので、最後に着替えても間に合います。スーツでもいいですが、お父さんの着物はとても簡単なので、この機会にぜひチャレンジ!お母さんからもお父さんへ着物をお薦めください。
着付け時間だけで言うと、家族4人で40分ほどで仕上げました。私自身、着付けが上手いわけでなく、コツがわかっている程度ですが。通常はご家族3人で60分程度は見込んでおいてください。お仕事で忙しい所大変ですが、前日にご家族3人で練習頂ければ、当日は慌てず準備ができます。
家から神社まではタクシーで移動しました。お子様は草履は履きなれないので、できるだけ歩く距離を減らしてあげてください。特に3歳のお子様は、お出かけ時は履きなれた「くつ」で出かけられて、現地で草履に履き替えるのがおすすめです。
神社に着いたら、ご祈祷を申し込みしますが、この際ご祈祷料は紅白蝶結びのの「のし袋」に入れて予め用意しておきます。つい、財布から現金をそのまま払いそうになりますが、神様へのお供えですので、ぜひお知りおきください。
ご祈祷が終わって、両家のじいじばあばと一緒に境内で記念撮影を撮りました。今回はフリーのカメラマンの方に依頼できるサイト、Our Photoから、かなこさんにお越し頂きました。(素敵な写真ありがとうございました!)境内での撮影NGの神社もありますので、ご祈祷の予約の際に境内で撮影させて頂きたいと一言お伝えください。
お祝いの昼食は、京都の岡崎にある六盛さんで頂きました。大人は名物「手をけ弁当」、子供たちはお祝い膳を頂きました。子供は足の高いお膳で出して頂けるのが立派でいいですね。食べやすいように乾杯が済んだらすぐに、普通のお膳に移し替えて頂けます。
七五三に役立つTips
その他、七五三に役立つTips(ちょっとしたコツ)です。
お子様のはき物は「くつ」をスペアでお持ち頂くか、くつのまま出かけて、神社や撮影の際に履き替えるのがお薦めでです。
お子様の荷物が多くなるので、普段お使いの大きめのカバンをお持ち歩きください。お母さん用の着物用のいわゆる利休バッグは、使いにくくあまりお勧めしていません。
出張カメラマンさんを依頼すると、お参りと撮影を一度に済ませることができます。屋外だと天気の心配がありますので、天候に左右されないためには、ご近所の写真館で撮影頂くなど、上手く使い分けください。
七五三の成功のためのポイントは、
- 「当日、準備にかかる時間を減らす」
- 「お子様がぐずる要素を減らす」
Tips(ちょっとしたコツ)
- お子様は着付けする前に「トイレ」へ
- 草履だけでなく、普段の「くつ」も持っていく
- お母さんのバッグは着物用より「普段のバッグ」で
皆様に七五三で良い日をお過ごし頂くために、少しでもお役に立てば幸いです。
七五三の親子3人セットは自社ページで対応していないため、すみませんが楽天ページからお申し込みください。