一見、金色に見え、金閣寺のようですが「銀閣寺」です。
改修工事の一環として、屋根が葺き替えられました。長らくシートで覆われていましたが、一昨日公開されました。滅多に見られない機会なので、出かけてきました。
屋根は柿葺(こけらぶき)といい、サワラの薄い割り板を3cmずつずらして、竹釘で止める工法です。特に加工していない木の色ですので、暫くすると黒ずんで見慣れた風景に落ち着くとのことです。この色の銀閣は今しか見られません。
もう一つの国宝「東求堂(とうぐどう)」も特別公開されており、見ごたえがあります。現存する最古の書院造で四畳半の間の発祥とのこと。書院造の特徴である違い棚(ちがいだな)はあるが、筆返しはまだないなど、原始的で興味深い建物です。
椿が綺麗に咲いていました。