師走の伝統行事、南座の「吉例顔見世興行」。12/22に観てきました。
今年は東京の歌舞伎座が改装工事中とのことで、例年に増して東西の一流の役者さんが集っています。
まぁ、今の話題は、なんといっても海老蔵さんですよね。
残念な事件(?)で、顔見世は降板となりましたが、代役の仁左衛門さんと愛之助さんが良かった。
演目は下記です。
■昼の部
羽衣(はごろも)
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋
阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)
伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)沼津
■夜の部
外郎売(ういろううり)
仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)七段目 祗園一力茶屋の場
河庄(かわしょう)
鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
越後獅子(えちごじし)
実は、昼夜通しで見てきました。朝10:30開演で、終演は夜の10:40、12時間超の長丁場。高いチケットはとても買えないので、一番安い4等席(3階席の一番後ろ)をゲット。舞台もよく見えるので、十分です。
私はもちろん着物で見に行ったのですが、周りを見るとやはり着物でいらっしゃる方多いですね。男の着物の方も少しですがいらっしゃいました!!嬉しいですね。
さて、良かったのは昼の2幕目、「寺子屋」。
そして、昼の部4幕目、仁左衛門さん、我當さん、秀太郎さん3兄弟の舞台「沼津」。おじいさん役の我當さんと仁左衛門さんの掛け合いが、なんとも滑稽で面白い。兄弟のきずなを感じるとても温かくいい舞台でした。
夜の部は愛之助さんが務めた歌舞伎十八番「外郎売」。いや~、早口のセリフ。良く覚えられるし、良くしゃべれるなぁ~。いかにも荒事なシーンは本来、海老蔵が似合うのでしょうが、愛之助さんも素晴らしい活躍でした。
さて、丸一日、十分に楽しみました。でもこれだけ長丁場だと、さすがにお尻が痛くなってきました。そして幕間に運動しないと、エコノミークラス症候群になりそうです^^;。