東福寺の塔頭、天得院(てんとくいん)です。
紅葉の時期はとても混雑する東福寺ですが、このお寺では落ち着いた時間を過ごすことができます。 小さな敷地ですが、東福寺の喧騒から一歩離れてゆったりとするのもお薦めです。
華頭窓(かとうまど)という釣鐘状の形をした窓があり、額縁の様に見る紅葉がなんとも絵のような光景です。
天得院は花のお寺としても知られており、夏場は桔梗で有名。紅葉が赤くなる前にはツワブキという小さな菊の花が咲きます。
通常は一般公開されておらず、桔梗と紅葉のシーズンのみの公開です。
東福寺の隠れた人気スポットである天得院で、特別拝観が行われます。桃山時代の作庭とされる美しい紅葉と、杉苔に覆われた枯山水庭園の緑とのコントラストで秋の景観が楽しめます。夜には、庭園が40基の照明でライトアップされるほか、東福寺参道も10基の照明で紅葉が映し出されます。11月初めにはツワブキの花を愛でながら、精進料理も味わえます(有料、予約が必要)。