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森村泰昌「絵写真+The KIMONO」展 北野恒富作『婦人図』高島屋ポスターに扮す

月曜日に日本橋の高島屋で森村泰昌氏の新作展「絵着物+The KIMONO」を見てきました。森村氏は自らモナリザや三島由紀夫に扮した写真で有名。私はこの方のちょっと毒のある作品がとても好きで最近、展覧会を良く見に行ってます。

今回の題材は、おそらく見たことある方も多いと思う高島屋のポスター北野恒富『婦人図』。これに森村氏が扮装。このほか、竹内栖鳳作『アレ夕立に』の着物など、いくつかの着物をわざわざ染めて仕立てて撮ったそう。

森村泰昌の北野恒富『婦人図』

全6種、横に並ぶと少しポップアートな様でもあり、素晴らしい。思わず、ニヤリとしてしまいました。

森村泰昌氏の婦人図

作品のために作られた着物は呉服コーナーに実物が飾られており、実際に売られてました。値段聞いたら、おおよそ100万円ほど。お金ある方は森村さんの様にポートレート、チャレンジしてみてはいかがでしょう、笑。
写真は、竹内栖鳳の『アレ夕立に』とその再現版着物。

竹内栖鳳の『アレ夕立に』とその再現版着物

8月に新宿、12月に大阪の高島屋を巡回するらしく、着物ファン、森村ファンはぜひ。

写真は図録から拝借。あんまり載せると著作権の問題がありますが、ぜひ実物を見に行って頂きたいので雰囲気が伝わる程度に、ご紹介しますね。

泉湧寺にてちょっと驚きの「観●光」展

三十三間堂の後、泉湧寺へ

泉湧寺の入り口の門、ここから境内まで少し歩きます。途中にいくつかある小さなお寺に寄り道しながらの散策がお奨めです。
泉湧寺の門

大門をくぐると大きな仏殿が見えてきます。
泉湧寺仏殿

大門入って左には手、楊貴妃観音像が祀られています。ここには美人祈願のお守りというのがあって、女性に人気だそうです。

楊貴妃観音堂

さて、境内を歩くとちょうど「観●光」展というのが泉湧寺で11/7まで開かれていました。
「観●光」と書いて「かんひかり」と読むそうです。「楽●天」と見た目似てますが、関係ありません。

泉湧寺のお庭に入って・・・

   ・・ん?

 ・・・お庭、に何かいる?
泉湧寺

  ・・・気づきました?

泉湧寺展示

  ・・がーん、、、このオブジェはいったい何でしょう

これはいったい何?

感涙なのか。見てる方も感動で涙が出ます、すばらしい~~

涙が出ます

こちらもありがたい気持ちに。お手て合わせて、南無ぅ~

お手て

後ろから見た図。
シルエット

この作品、ほんとインパクトありました。

一見、お寺にミスマッチな感がありますが、いやいやとても温かくていい作品です。
前衛的な芸術を受け入れるお寺の寛容さもうれしいですね。

さて、紅葉の様子ですが、写真のようにほんのりと赤く色づいている葉もありますが。(楊貴妃観音堂の紅葉。)10/29現在ではまだまだ緑です。
楊貴妃観音堂の紅葉

にゃんとも猫だらけ展にゃん

昨日京都駅の美術館「えき」KYOTOにて開催されている「にゃんとも猫だらけ展」へ。歌川国芳の浮世絵を中心に「ネコ」が描かれた作品が揃えられています。

浅草のネコ
浅草のネコ

どの絵も確かに猫だらけ。もともと『鼠よけの猫』だったのでしょうが、昔の人がネコをかわいがっていた様子を思い浮かべると、なんだか楽しくなります。

鼠よけのネコ
鼠よけのネコ

町娘が化粧する様子を「めでたい」と掛けた題名『えりをぬきたい』や、風鈴の代わりに福助風の男をぶら下げた『中ぶら鈴なはなし』など題名も機知に富んでいます。

八代市川団十郎の葬儀を描いた『八代市川団十郎死絵』では悲しむ人々に交じってネコまで涙を流していました。

歌川国芳の最も好きな作品に、人を寄せ集めて人の顔を描いた『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』がありますが、同手法を使ったネコを集めてどくろ文様を描いた作品もありました。現在に十分通用するデザインです。

脇役のネコをテーマに構成した発想が秀逸。ネコ好きが集まったためか、この手の展覧会にしたら、お客さんも多く成功ですね。ネコ好きに限らず、ネコ嫌いの方にもお薦めできる展覧会です。7/11まで。

うちの猫
うちのネコ

清水寺Eve展

清水寺の経堂で、Eve展というのが開かれています。

菱沼良樹氏+天野喜孝氏による展覧会。

普段非公開の経堂に、白い女性像が並ぶ。これは別の惑星から来た知的生命体の女の子だそう。一見無機質なように見えますが、何千枚ものの布地を「縦に」束ねて作られた衣服をまとい、天井に描かれた龍の下、釈迦三尊像の祀られる空間で、リアルな存在感を生んでいます。
清水寺EVE展

天野喜孝さんってファイナルファンタジーのイラストに代表される「ファンタジー」な絵だけでなく、古くはヤッターマン等、タイムボカンシリーズのキャラクターデザインをされていたそう。なるほど、白い女の子も、少しコミカルでかわいいです。

清水寺EVE展看板

6/6まで、無料です。

寅寅ツアー 虎屋の寅寅展

久々に寅寅ツアーです。

以前の日記に記しましたが、虎屋一条店が改装され、昨年末にはギャラリーもオープンしました。

このギャラリーで「虎屋の寅年展」という展覧会をやってます。虎にゆかりの逸品を公開。よし見に行こう!と気合を入れ、店に向かいました。

まずは茶店へ。折角なので、寅柄の季節の羊羹を食べました。なにぶん高級なお店なので、急いてはいけないと、開架されている美術書を読みながら、ゆっくりしてたのですが、あらら、肝心のギャラリーが先に閉館。17時クローズでした。あいたた・・・

虎屋のお菓子

という訳で、寅寅グッズは、見れませんでした。残念。多分見応えあるものが揃っていると思います。私も時間あれば再チャレンジします。

虎屋の寅年展

1/31まで。ギャラリーは、お茶飲まなくても無料で入れます。

マンガミュージアムへ

烏丸御池の、京都国際マンガミュージアムへ。

最近マンガを読まなくなったので、なんか懐かしい空気です。学生時代の定食屋を思い出しました。

マンガミュージアム

懐かしいといえば、この施設は元小学校の校舎を利用しただけあって、匂いもなんだか懐古的。階段の低いステップ、石の手すり、タイルの床も懐かしい。市内の小学校は生徒数の減少で統廃合が進みました。私の母校も今は統合でなくなり、跡地は老人ホームになっています。ただ実のところは、小学校って嫌いだったので、いい思い出ではないのですが・・・^^;

100人の漫画家による、個性的な100人の舞妓のイラストが展示されており、面白かったです。私も舞妓さんのイラストを書く必要に迫られており、参考になりました。

庭の芝生がゆるい感じを出しており、mixiのログインページのようなゆるい雰囲気で良い。欲を言えば、人工芝じゃなく天然芝だったらより快適なんですが。

Le Louvre et la torii

鳥居とルーブル美術館。
googleで翻訳したので、合ってるか分かりませんが。
平安神宮の大鳥居とフェルメールの不思議な組み合わせです。

京都市美術館で開催中のルーブル展を観に行きました。午後3時に到着で45分の待ち行列、結構混んでます。さすがルーブル&フェルメール人気ですね。

大鳥居とフェルメール

メインはフェルメール作「レースを編む女」。彼は元々小品が多いですが、特に小さい作品です。そして、ルーブル美術館にはパリ旅行の際、2度通ったのですが、時間がなく見損なって、現在まで心残りだった作品でした。

フェルメールは寡作で有名で、現存する作品は三十数点だそうです。ならば、フェルメール御朱印帳のように全制覇できたら面白いなと、世界各地を行脚しています。

今までどれだけ見たのかなと振り返ると・・・
・ニューヨークメトロポリタン美術館(5作品)
・ウィーン美術史美術館(1作品)
・ロンドンナショナルギャラリー(2作品)
・アムステルダム国立美術館(2作品程、2か月前なのに忘れました)
・大阪市立美術館(2000年)でのフェルメール展(5作品らしい)
今回の1作品を加えると、半数近くを見たことになります。

では、フェルメールが好きなのかと問われると、実はとりわけ好きなのではなく、話題なので見ているというのが正直なところです。ごめんなさい。絵画で言えば、ルーブルに限れば新古典主義以降、絵画全般ではポスト印象派以降が好きです。

さて今回の展覧会ですが、ジョルジュ・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」が秀逸。蝋燭の明かりが少女への恩寵のようで、実に素晴らしかったです。

でも、日本は混みすぎ。もう少しゆっくりと、落ち着いて見れたらいいな、といつも思います。

小袖展と京都文化博物館のDSを使ったガイド

ぜひ足をお運び頂けたらと思いますので、簡単にご紹介します。

大阪市立美術館で松坂屋コレクションの「小袖展」が開かれています。
見事な逸品揃いです。

小袖展

昨年東京のサントリー美術館を見損じたので、今回初めて行って着ました。実は時間が足りなかったので、もう一度再訪して、ゆっくり見たいと思います。早く見ても2時間は掛かります。ゆっくり見るなら3時間以上掛かります。

実に素晴らしい逸品ぞろいでした。現在と江戸期の着物で、ほとんど基本に変わりがないことが第一の驚きです。まずは柄、友禅の技法、駒繍などの技術、ちりめんの紋意匠など。じっくり見る価値があります。

サントリー美術館ではショーケースに入った展示だったのではと思いますが、大阪展は多くがそのまま、生の展示なので、より鑑賞しがいがあります。

面白い展示物としては、着物の吉祥柄である「貝桶」の実物を初めて見ました。思ったより大きなもので、なぜなら蛤の貝殻360個が収められるからです。貝合わせとは5、6個の貝で遊ぶ、簡単な遊びと思い込んでいたのですが、360個も使うとは・・・結構難しい遊びなのでしょうね。

話し変わって、京都文化博物館で、ニンテンドーDSを使ってガイドが聴けるサービスが行われています。音声ガイドは一般的に追加500円要りますが、無料なのが嬉しい。あと、作品の裏側など、通常見れない部分がDSの画像で見れるのも嬉しいです。なかなかいい試みです。こちらの展覧会も、壁ちりめんの打掛など、貴重なものが見られます。私は小牧源太郎氏の夏の子No.1という絵画が気に入りました。

ニンテンドーDS