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冷泉家

京都御苑の北、同志社大学の一角に、冷泉家(れいぜいけ)があります。この冷泉家の敷地は江戸時代から変わらず現存する、唯一の公家屋敷だそうです。

冷泉家

烏丸今出川の東行きバス停、さらに東に行ったところが冷泉家の入口です。昔々私の小さい頃、御所と同志社の間に家があって、門は閉ざされてて、誰のお家なのかなと思ってました。(立ち退きを拒んだのかな、なんて思ったり・・^^;。大変、失礼しました。小学校で近所の歴史を、教えてくれたら よかったのなぁ・・・)本当は由緒正しい公家屋敷で、全く反対で京都御苑と同志社が後からできたものだったのですね。

烏丸今出川の交差点

さて、藤原定家ゆかりの冷泉家は和歌に関わりが深く、藤原定家が編纂した古今和歌集(国宝!)がここの文庫に収められているそうです。この文庫の白壁は、火災から守れるように厚さは八寸とか。八寸といえば名古屋帯を想像すると、どれだけ分厚いかが実感できます。

写真は撮れなかったので、外観だけご紹介。門には玄武が飾られています。これは御所から見て北に位置する冷泉家に、四神相応で北を守る神の玄武を置いたそうです。

冷泉家の玄武

文庫の壁ではないのですが、今出川の白壁。 冷泉家の白壁

浄福寺

京都西陣、浄福寺通を今出川から下がったところに浄福寺はあります。浄福寺(じょうふくじ)、通りの名前としてはバス停もあったりで、よく耳にしますが、お寺自体は近所といえどあまり馴染みがありません。(本当に地元の人にとっては幼稚園もあるし、馴染みなのでしょうが・・・)。私も実のところ、浄福寺との名のお寺があると認識したのは最近でした。

知られていなかったのももっともで(いくぶんいい訳ですが)、今まで一般には公開されておらず、長い歴史の中で、この秋が初めての一般公開でした。

立派な本堂が見えます。 浄福寺

さて、この浄福寺、正門は一条通りに面しています。でも少し奥まっているので気づきません。(私も時々、一条通りを通りますがずっと見落としてました。) 一条通からの浄福寺への参道

浄福寺通に面した西門は通称、赤門と呼ばれているそうで、正面よりこちらの方が目立ちます。 浄福寺赤門

さて、この本堂、横から見るのが、一番の特徴。江戸時代に大火で焼失し、本堂が再建された際、建造物の奥行きを制限する、「三間梁規制」という掟ができて、大きな建物は建てられなくなってしまったそう。そこで、外見を2つの棟が並んだ構造にして、一見掟に従っているようにして、実は中は連続した広い空間を作ったそうです。なので、日本最古の、違法建築として紹介されていました。 浄福寺の本堂を横から見る

お寺の中は撮影禁止で写真が撮れず、紹介できなくて残念なのですが。きれいなお庭もある、浄土宗の良いお寺です。閻魔大王の掛け軸も展示され、それをモチーフにした、地獄のすごろくというのが作られていて面白かったです。試しにやってみましたが、無事、ゴールの極楽浄土に行けてよかった!!もし失敗すると、地獄に落ちてゲームオーバーなのですが、その地獄に落ちた人だけが(救われるために?)チラッと見られる玉手箱のようなものがあって、何が入ってるのかが気になりました。(地獄の方が楽しかったのかな?)

公開は11/6まで。ご住職のお話では、来年も公開するのでまた来てくださいね、という感じだったので、今後の公開もありそうです。なので、今回見逃した方は次回に期待。